1.誓約書の法的効力と注意点
2. 誓約書の書き方の例
〇不倫の慰謝料請求の通知書
〇不倫と暴力の慰謝料請求書
〇ケン(長男・仮名)の大学の学費と家賃を支払う誓約書
夫の不倫と暴力による慰謝料300万の支払いをしてもらうことができました。
一筋縄ではありませんでしたが、いろいろな弁護士や行政書士に相談して
得た知識は大きいものです。
あきらめないで、一つずつ準備を進めていくことです。
夫にいろいろな誓約書を作って署名してもらっていました。
夫の機嫌のよい時に話をしました。
○不倫の慰謝料請求の通知書
〇不倫と暴力の慰謝料請求の誓約書
〇ケン(長男)の大学の学費と家賃を支払う誓約書
〇私の携帯電話料金を支払う誓約書

上記の誓約書を私が作って夫に署名してもらいました。
夫に誓約書に署名してもらっておくことで、後に大変役立ちました。
夫が義務感を感じるのと、また弁護士や警察に呼び出されるかもしれ
ないという予測が働き、抵抗することなく支払うようになりました。
内容としても、無理のない日常的な内容(長男の学費、家賃、私の携帯
電話料金)だったので、無理なことを強いるものでがありませんでした。
夫は気分を害すると、これらを支払わないと脅してくる性格だったので
誓約書を作り、普通に話せる状態の時に、あらかじめ署名してもらいました。
次に私が実際書いた誓約書を載せています。
1. 誓約書の法的効力と注意点
誓約書とは、当事者が相手方に対して、約束事を守るという
意思表示をするために作成する書類のことです。
誓約書には契約書と同等の法的効力がありますので、
約束違反があった場合は、損害賠償責任が発生することもあります。
誓約書は、証拠書類の意味をもつので、裁判において証拠書類の有無が
大きく影響するため、その内容について権利・義務が認められる可能性
はあります。
誓約書は、自由な意思で作成でき、自由な内容を書くことができます。
注意点としては、強行法規に違反する内容は無効となり、法的効力が認
められないので、法令に違反しないように書くことです。
2. 誓約書の書き方の例
誓約書に記載するべき内容や書式や書き方は法律で定められていません。
必要な項目としては
●日付(年月日) 西暦でも和暦でもよいですが、文書の中では統一します
●当事者の名前
●誓約者の住所、氏名、実印
署名は手書きで書きます。
実印を印鑑登録書と照らし合わせた時、住所が一致すれば本人確認となり、本
人が署名したものと証明することができます。
下記は、さまざまな誓約書の例文を参考にしながら書いた実際の誓約書です。
不倫による慰謝料請求の通知書
これは、夫の不倫がわかってすぐ作成したものです。
本格的な慰謝料請求書はこの次にあります。
〇〇 〇〇様
(相手方の名前・今回は私の名前)
通 知 書
あなたは、他の女性と複数回にわたり、不貞行為を行ってきました。
私が子育てに忙しい時、また長女が心を病んで苦しい時など、支えてくれるべき大変な時期に、不貞行為を行ってきました。そして、それを私に隠して、自分は非がないような態度で生活してきました。
また、私と長女に、少しの失敗も許さず大声で怒り、暴言を言い、否定し、心が凍りつくような冷たい態度を続けました。そして一方で、他の女性に一生懸命尽くし、やさしくし、楽しんできたことについての私の精神的苦痛とショックは大変大きいものです。夜中にはフラッシュバックにより悲しい光景が浮かぶ睡眠障害に苦しんでいます。
記
償いの気持ちとして、毎月10,000円の気持ちをいただきたいと思います。
これは簡易な通知書です。すぐに高額な慰謝料を請求できないと思い、毎月10,000円を継続して払ってもらうことを求めたものです。
そして、この通知書に添付して、夫が不倫に費やしたと考えられる、食事代、洋服代、財布、バッグ、時計などの金額をまとめて計算した用紙をつけておきました。総額50万でした。この金額を、私に償いとして払ってほしいという趣旨でもあります。
不倫と暴力の慰謝料請求書
〇〇 〇〇様
(相手方の名前・今回は私の名前)
慰謝料請求書
あなたは他の女性と複数回に渡り、不貞行為を行ってきました。私が子育てに忙しい時、また長女が心を病んでいる時など、支えてくれるべき大変な時期に、他の女性との不倫を楽しんでいました。さらに日々私を否定して、自分の不倫を隠して自分は非がないような態度で生活してきました。
あなたの不倫、裏切り、軽々しいうそ、また今までの思いやりややさしさのない言動による、私の精神的苦痛、フラッシュバック、悲しみは癒えるものではありません。
別紙のあなたのとっさの言葉や表情や行動で、私は長年大変傷つき、我慢を積み重ねてきました。
そして、現在も私に対する言葉は信用できるものとは言えません。
これは、不倫のみならず、精神的DVにも当たります。
また、これまでの不倫について正直に話してほしい、思い当たることについて質問に答えてほしいという、私の言葉に逆上し、数回にわたる暴力をふるい、最高全治4か月の怪我を負わせました。今でも皮膚の癒着による痛みは続いています。
記
上記の傷害と、不倫について、償いの気持ちとして、退職金所得時に慰謝料200万いただきたいと思います。(弁護士見解によると、300~500万)
あなたは何もなかったように私と過ごそうと思っているようですが、不倫を複数回されて、何もなく納得することができません。
誓 約 書
上記の内容について、〇〇 〇〇(誓約者の名前)は、退職金取得時に、〇〇 〇〇(相手方の名前)に慰謝料200万を支払います。
令和〇〇年〇月〇日
住 所 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
氏 名 〇〇 〇〇 印
※別紙に、今までの夫の不倫やDVの言葉や表情や行動についての経緯をまとめた書類を
添付しました。
※印鑑は実印がよいです。また住所を書く必要があります。印鑑登録書に照らし合わせ
た時、印鑑と住所が一致すれば本人確認となり、本人が署名してということが証明さ
れます。
※慰謝料請求するためには、証拠がそろっている必要があるので、ボイスレコーダーに
録音する、写真を撮る、日記をつけるなどしておくとよいです。
※今回は、慰謝料請求書と誓約書を一枚に書きました。
ケン(長男)の大学の学費と家賃を支払う誓約書
〇〇 〇〇様
(相手方の名前・今回は私の名前)
誓 約 書
〇〇 〇〇(夫の名前)は、下記のケンの大学2年からの学費と家賃を、退職金取得時後、令和〇〇年3~4月にケンの口座に入金する。
家賃 144万 (4万/月×3年)
合計 303万
令和〇〇年○月○日
住 所 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
氏 名 〇〇 〇〇 印
結局、夫はケンの学費と家賃を退職金取得時にまとめて支払うことはしませんでした。弁護士は慰謝料支払いを解決してくれましたが、学費と家賃については、夫が支払わなかった時に着手するという話でした。夫はそのことを知っているので、毎回きちんと学費と家賃を支払っているのです。それなら問題ありません。弁護士に間に立ってもらうことが夫にとって大きな自己制御につながっています。
様々な弁護士や行政書士から知識や情報を得て、方法を探って、自分で証拠を集めてまとめ、誓約書を作成し、夫が署名していたから、慰謝料のみならず、ケンの学費と家賃をもめることなく、夫は毎月支払っています。
私の携帯電話料金についても同様に、不倫後の約束事の一つとして、簡易な誓約書ですが作成してしたので、夫が支払っています。
夫のDVや不倫が、モラハラという性質であることがわかった本を紹介します。
この本の内容が、夫と同じだったからです。
私が我慢したり、反省したりしてきましたが、やはり夫の人間性には問題があったということを知りました。
早く知っていれば、長女も私も我慢することなく、しっかりと自分の意思をもって行動できたと思います。離婚、別居など早く決断できていたら、夫に洗脳されることなく、穏やかに人間らしく生きることができたと思います。モラハラは離婚の大きな理由にもなります。
【家庭モラルハラスメント】熊谷 早智子 著 ↓



コメント